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第 18 回地域間インタークラウドワークショップ

産学協力研究コンソーシアムインターネット技術研究会 (ITRC) とどのような関係にあるのか未知数の地域間インタークラウド分科会 (RICC) は、第 18 回インタークラウドワークショップを以下の通り開催します。本ワークショップは Cloud Week 2022 @ 北海道大学 (2022/9/7 (水) 〜 9 (金)) の一部として開催されます。

イベント詳細

日時

2020年12月31日
00時00分 から 00時00分 まで

場所

北海道大学百年記念会館大会議室

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今年 4 月に発足した産学協力研究コンソーシアムインターネット技術研究会 (ITRC) とどのような関係にあるのか現時点では未定であるところの地域間インタークラウド分科会 (RICC) は、第 18 回インタークラウドワークショップを以下の通り開催します。本ワークショップは Cloud Week 2022 @ 北海道大学 (2022/9/7 (水) 〜 9 (金)) の一部として開催されます。

開催概要

  • 日時: 2022 年 9 月 9 日 (金)
  • 会場: 北海道大学百年記念会館大会議室 (オフライン会場 (予定)) + オンラインのハイブリッド開催
  • 費用: 無料
  • 主催: 地域間インタークラウド分科会 (RICC)
  • 共催: 
    • Cloud Week 2022@Hokkaido University
    • B5G.ex研究開発プロジェクト
  • 後援: 北海道大学情報基盤センターほか
  • 問合せ先: 地域間インタークラウド分科会事務局 (sec[at-mark]ricc.itrc.net)

発表申込み

[CFP] 18th RICC workshop のページから申込みをお願いいたします。Google Forms にアクセスできない方は、

  • お名前 (ふりがな)
  • ご所属
  • 発表タイトル
  • 発表概要 (200文字程度)
  • キーワード (いくつか)
  • 現地参加・オンサイン参加のいずれか

の情報をご記載の上、sec [atmark] ricc.itrc.net までメールをお送りくださいませ。

プログラム

10:00〜12:00 ローカル 5G 友の会セッション (1)

  • 柏崎礼生 (近畿大): ローカル 5G 友の会の趣旨説明
    [概略] 昨年暮れの寒い夜にサイバー関西プロジェクト (CKP) のセミナーで九工大の池永先生と阪大の大平先生をお招きしてローカル 5G のテストベッド構築の計画についてお話していただいたのです。その時に下條先生が「ローカル 5G を敷設しようとしている担当者同士が集まることのできる場があるといいんじゃない?」「いいね、やろうやろう」「じゃ、あとはよろしく」といつもの調子で誰かに仕事を振ったんですが、誰に振ったんだったかあんまり覚えておらず、まあやるかと。そういうお話です。
  • 池永全志 (九州工業大): ローカル5G+Beyond 5Gテストベッドが拓く未来思考キャンパス
    [概略] 九州工業大学では,QTnet さんとの連携によるローカル 5G 環境に加えて,NICT さんによる Beyond 5G モバイル環境が構築されており,ミリ波帯と Sub6 帯のどちらも利用可能なモバイルテストベッド環境を実現している.これらの概要とこれまでの取り組み事例について紹介する.
  • 松原雅俊 (QTnet): ローカル5Gへの通信事業者としての挑戦
    [概略] QTnetは九州一円に自社光ファイバーケーブルを有し、データ通信やブロードバンド事業などを展開しており、九州電力を親会社とする電力系通信事業者です。そんな光ファイバー中心のQTnetが、新たな分野への挑戦として、ローカル5Gの制度化に併せて、2019年から九州工業大学さん、2021年から九州産業大学さんと協力し、ミリ波/NSAとSub6/SAの実証環境をキャンパス内に構築・運用しながら様々なユースケースに取り組んできました。今回は、これまでの取り組みや苦労話、所感などをご紹介します。
  • 新井イスマイル (奈良先端科学技術大学院大): キャンパス通信インフラとしてのローカル 5G の使い道
    [概略] 奈良先端大では 2022 年度より SA ローカル 5G 基地局を屋内外にそれぞれ 1 局ずつ設置し運用している。無線 LAN や地域 BWA (LTE) も並行運用中の実績も踏まえて、ローカル 5G のキャンパス通信インフラとしての使い道についての所感を共有する。

13:00〜15:00 ローカル 5G 友の会セッション (2)

  • 大平健司 (大阪大): NICT B5Gモバイルテストベッドの大阪大学における準備状況
    [概略] NICTは、「Beyond 5Gネットワークの高い信頼性・可塑性確保には、産学官が多様な技術を持ち寄って研究開発・実証を行う必要があり、そのための検証環境(テストベッド)を整備する。」としている。このテストベッドの導入先として学界からは本学と九州工業大学が選定され、本学-NICT間は令和3年11月5日に研究協力の覚書を締結した。このテストベッドは令和4年10月からの本運用が予定されているが、本発表では、このテストベッドの大阪大学における準備状況を紹介する。
  • 廣瀬丈矩 (Local24): Local5G立ち上げに関わる裏話
    [概略] 昨今、Local5Gを導入して、PoC、Wi-Fi・LPWAとの比較などされている方も多くいらっしゃいますが、長年Wi-Fiサービスを提供していた知見をベースとしてLocal5Gへの挑戦タイミング和見計らっていました。NICT Beyond 5G研究開発促進事業に採択され、SIM認証基盤を作るために、5GCも必要となり、すべてオンプレベースでLocal5Gを立ち上げるまでの、道のり、取り組み内容・苦労話などをご紹介させて頂きます。
  • 後藤英昭 (東北大): 5G時代におけるセルラーと無線LANの連携・コンバージェンス
    [概略] 5G時代にはセルラーと無線LAN (Wi-Fi)の融合(コンバージェンス)が進むと言われて久しい。4年ほど前には、Wi-Fiを5Gに含めるのは商業的戦略に過ぎないという批判があり、懐疑的な見方をする専門家も少なくなかった。しかしながら、実際にセルラーサービスが市場に出始めると、5Gとしては周波数が低めのSub6でさえ、建物の奥まで入りにくいことが体感されるようになった。このため、従来のオフロードとは別の視点で、Wi-Fi連携が進んでいる。ローカル5Gにおいても、それぞれの特徴に応じてセルラーとWi-Fiで棲み分けつつ、システムを簡略かつシームレスに構築するニーズがあると考えられる。その一助としてSIM認証があり、Wi-Fi側からのアプローチを紹介する。
  • 菊池豊 (高知工科大): ろ〜かる 5G をできるだけ低コストで導入する
    [概略] 従来デバイスとクラウドとの網の両端にだけあった計算資源が 5G の導入により網内にも存在できるようになった。われわれは、網内の多様な計算資源も含めた様態でもシステムを効率的に構築することが可能なプラットフォームを提案しており、このプラットフォームの実証実験用にろ〜かる 5G 設備の導入を進めている。このろ〜かる 5G の設備はプロジェクト全体の内容に対して大きな予算を必要としていた。このためできるだけ低価格での導入を行う必要があった。本発表では、本プラットフォームについて概略を述べた上で、どのようにして予算を抑えようとしたのかのアイディアおよび調達の経緯について紹介する。なお、このプラットフォーム全体については続く一般講演で詳しく紹介する予定なので合わせて聞いていただけるとありがたいです。

15:15〜16:30 B5G.ex showcase v0.2.0-rc

  • 高瀬英希, 細合晋太郎 (東京大学), 大川猛 (東海大学), 菊池豊 (高知工科大学), 中川郁夫 (大阪大学), 西内一馬, 大崎充博 (シティネット), 菊地俊介 (さくらインターネット), 柏崎礼生 (近畿大学): 関数型パラダイムで実現する B5G 時代の資源透過型広域分散コンピューティング環境
    [概略] 情報通信研究機構 Beyond 5G シーズ創出型プログラムにおける委託研究 (04001) を 2021年10月より開始し,ちょうど1年が経とうとしている.本showcaseでは最新の研究開発成果を惜しみなく皆さまに共有する予定であるが,それらを深く理解するための足がかりとして,まずは本プロジェクトの狙いや全体像を紹介する.聞き飽きたとか言わずに復習ということでお付き合いいただければ幸いである.
  • 大崎充博, 西内一馬 (シティネット), 菊池豊 (高知工科大学), 中川郁夫 (大阪大学): GIOCCI! Cheers!!
    [概略] 情報通信研究機構 Beyond 5G シーズ創出型プログラムにおける委託研究 (04001) において、資源透過型広域分散コンピューティング環境のElixirによる構築を進めている。 今回は、B5G時代の超多接続環境における、IoTのシステムモデルを飛躍させるめしうまー!なフレームワーク Giocci by Elixirについて、基本的な構成と分散環境の実現手法を提案します。
  • 柏崎礼生 (近畿大): 非中央集権的な資源配分を解決するメカニズムの実装と評価
    [概略] 査読割り振りとかシェアリングエコノミーとか、有限な資源のプールにおける要求に対して公平かつ合理的な配分を実現するメカニズムはいつも時代、様々な分野で需要があるものです。この配分を実現する意思決定アルゴリズムの計算を、乏しい計算機資源で実現した方が合理性があるケースが、ことエッジコンピューティング環境においては顕在化しています。この発表では資源プールに属する資源の要素数に対する計算量の増大を評価し、意思決定アルゴリズムの動的な変更を実現する手法を実装し提案します。
  • 田中晴亮, 細合晋太郎, 高瀬英希 (東京大学): 組込み向けROS 2環境mROS 2のPOSIX対応と通信性能評価
    [概略] mROS 2は,世界的に広く利用されているロボット開発プラットフォームROS 2の組み込みデバイス向け実行環境である.自律的に他のROS 2ノードと通信が可能なこと,メモリ軽量であることを特長としている.現状において,mROS 2は2種類のリアルタイムOSでの実装を公開しているが,異なるカーネル間の移植性を向上させるため,本発表ではPOSIXに対応した実装であるmros2-posixを提案する.POSIX対応のためのソフトウェア構造とその設計,さらにUbuntu上での通信性能評価について紹介する.
  • 細合晋太郎, 高瀬英希 (東京大学), 菊地俊介 (さくらインターネット): Local5G環境におけるElixir通信およびROS2通信の実証評価に向けて
    [概略] 情報通信研究機構 Beyond 5G シーズ創出型プログラムにおける委託研究 (04001) において,中核的な通信ミドルウェアとなるElixirおよびROS2のLocal5G環境下における通信性能の評価を現在進めている.先日,NAISTのLocal5G環境をお借りすることができ,機器を持ち込み計測に挑んだが,Local5Gにうまく接続できず計測を行えなかった.本発表では,計測に失敗した要因の分析および今後の改善方法について紹介する.

16:30〜17:00 クロージング

参加登録

北海道大学情報基盤センターの CloudWeek2022@Hokkaido University プレアナウンスページから参加申込みをお願いいたします。