日本学術振興会産学協力研究委員会インターネット技術第163委員会 (ITRC) 地域間インタークラウド分科会 (RICC) と東北大学電気通信研究所 (RIEC) は2015年4月から共同研究を推進しております。本ワークショップは本共同研究に関する第2回目のワークショップとなります。
開催概要
- 日 時:2016 年 7 月 25 日 (月) 13:30〜18:00
- 会 場:東北大学 電気通信研究所 21世紀情報通信研究開発センター(IT21センタ)
3F 304 セミナー室 (アクセスマップ: http://www.riec.tohoku.ac.jp/access/)
- 費 用:無料 (懇親会は別途料金が必要です)
- 申 込:当日会場までお越し下さい。
- 主 催:日本学術振興会産学協力研究委員会インターネット技術第 163 委員会地域間インタークラウド分科会
- 後 援:東北大学 電気通信研究所
- 問合せ先:地域間インタークラウド分科会事務局 (sec[at-mark]ricc.itrc.net)
プログラム
順次アップデートしています。
時 刻 |
セッション内容 |
13:30 〜 15:10 |
セッション 1 (100分:25分×4件)
- DESTCloud のアウトリーチと RICC のこれから / 柏崎礼生(大阪大学)
- 発表内容: 2014年度から2015年度にかけて開発した耐障害性・耐災害性検証プラットフォーム DESTCloud の研究開発を今後持続するにあたっての方策について検討する。また 2016 年度以降の RICC の取り組みについて考える。
- ネットワーク防災訓練の今後のあり方について / 菊池豊(高知工科大学)
- 発表内容:高知学術情報ネットワーク連絡会で実施しているネットワーク防災訓練は2016年9月の実施が4回目となる。これまでの3回を振り返って今後のあり方について考察/議論を行う。
- ネットワーク機器制御フレームワークの実装と定常利用に向けた取り組み / 北口善明(金沢大学)
- 発表内容:広域分散システムの堅牢性・可用性を検証する障害発生プラットフォームにおいて、ネットワーク機器制御フレームワークを実装した。フレームワークにOpenDaylightスタイルを用いており、実装上の課題と構築手法を報告する。また、実装したプラットフォームの定常利用に向けたネットワーク構築を進めており、その設計について述べる。
- 広域分散クラウドにおける属性に基づくアプリケーション実行制御に関する研究 / 近堂徹(広島大学)
- 発表内容:複数のクラウド事業者や組織を横断するマルチクラウド環境では,その上でのアプリケーションの実行制御をどのように行うかが課題となる。本発表では属性ベース暗号を利用したVM制御ならびにアプリケーション実行制御手法について提案し,広域分散クラウド(distcloud)プラットフォームでの実証実験の可能性について議論する。
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15:10 〜 15:25 |
休憩 |
15:25 〜 17:05 |
セッション 2(100分:25分×4件)
- インタークラウド広域ファイルシステムを用いたグローバルデータサービスの提案 / 中川 郁夫 (大阪大学/INTEC)
- 発表内容:インタークラウド型の広域分散ファイルシステムを応用し、 グローバル環境でデータデータサービスを実現するための仕組みについて提案する。提案手法は、インタークラウド環境において、複数の異なるクラウドサービス上でデータサービスを立ち上げることを想定し、シングルデータソース (single data source) で、複数のサービスサイト (multiple service site) の実現を可能にする。
- 地域分散ストレージシステムの可用性評価と実演 / 中村 隆喜 (東北大学)
- 発表内容:大規模災害後の被災地内での情報サービスを継続するための技術として,地域分散ストレージシステムとリスクアウェア複製を提案している.リスクアウェア複製は,複製元サーバと複製先サーバの同時被災リスクに基づき,整数計画問題で安全な複製先を決定する.本発表では,複製数を変化させた場合の
可用性結果の報告と実際のシステムを用いたデモを行う.
- 耐災害ストレージシステムのためのスマートルーティング / 和泉諭 (東北大学)
- 発表内容:被災直後においても重要なデータにアクセス可能となる耐災害ストレージシステムの実現に向けて,スマートルーティングを提案している.本手法はSDNを用いてネットワークの状態に応じて経路を動的に制御し,データ転送の高速化・効率化を実現する.本発表では,実験を通して得られた本手法の効果について報告する.
- ライブマイグレーション処理におけるデータ保護機構の提案と実装 / 内林俊洋 (東北大学)
- 発表内容:本発表は,ライブマイグレーション処理のためのデータ保護機構の提案と実装の紹介を行う.提案するデータ保護機構は,ライブマイグレーション処理のスタート時に,アプリケーションのデータが移動先に複製できるどうかを,組織や国による規制の内容に基づいて確認する.この機構によって,ライブマイグレーション処理におけるプライバシー保護に基づいたデータの使用を実現する.また,既存のIaaSクラウドに提案した機構を組み込み,実装を行った.
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17:05 〜 17:15 |
休憩 |
17:15 〜 18:00 |
RICC - RIEC ミーティング
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18:30 〜
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懇親会 |