RIXX workshop 2023
産学協力研究コンソーシアムインターネット技術研究会 (ITRC) とどのような関係にあるのか未知数の地域間インターほにゃらら分科会 (RIXX) は、RIXX workshop 2023を以下の通り開催します。本ワークショップは Cloud Week 2023 @ 北海道大学 (2023/8/29 (火) 〜 31 (木)) の一部として開催されます。
2022 年 4 月に発足した産学協力研究コンソーシアムインターネット技術研究会 (ITRC) と、どのような関係にあるのか現時点では未定であるところの地域間インターほにゃらら分科会 (Regional Inter-Everything(XX): RIXX) は、英語略称だけ先行して決められ、その日本語名称が決まらないまま 1.5 年が経過しようとしておりますが、それはともかく RIXX workshop 2023 を以下の通り開催します。組織の日本語名称が決まらない限り、「地域間インターほにゃららワークショップ 2023」などと旗を掲げることとなり、これはこれで大変趣深いという数寄者も一定数観測されるのですが、真っ当な社会生活を営まれておられる関係諸氏に大変申し訳ないということで、早く日本語名称を決めなければと思うのですが、いっこうに機械仕掛けの神が降臨される様子がありません。
本ワークショップは Cloud Week 2023 @ 北海道大学 (2023/8/29 (火) 〜 31 (木)) の一部として開催されます。
開催概要
- 日時: 2023 年 8 月 29 日 (火)
- 会場: 北海道大学学術交流会館 (オフライン会場 (予定)) + オンラインのハイブリッド開催
- 費用: 無料
- 主催: 地域間インターほにゃらら分科会 (RIXX)
- 共催:
- 後援: 北海道大学情報基盤センターほか
- 問合せ先: 地域間インターほにゃらら分科会事務局 (sec[at-mark]ricc.itrc.net)
参加申込み
オンライン・オフライン参加ともに Cloud Week 2023 @ Hokkaido University のページから参加登録をお願いいたします。
プログラム
巻頭言 (13:00-13:10)
- Distcloud update Q2: 柏崎礼生 (近畿大学)
概要: RIXX workshopへ初めて参加される方向けに、RIXX とは何か、Distcloud とは何かについてのブリーフィングを 10 分程度で行う毎回恒例の枠ですが、今年は Cloud Week 2023 @ Hokkaido University のプログラムのトップバッターということもあり、北大情報基盤センターの棟朝センター長と柏崎による掛け合い漫才となる可能性が微レ存です、知らんけど。
B5G.ex セッション (13:10-14:00)
- 産業用Elixirノードマシンの作り方: 菊池豊 (高知工科大学)
概要: ヘテロSoCを用いた産業用のElixirマシンを製造する際の考え方と実際の設計・実装について議論する。背景としてSingle Board Computerを産業用に用いる発想すなわち産業用PLCの考え方、および複数エッジノードでシステムを構築する発想すなわち産業用DSCの考え方を、現代的な技術で代替・発展させようという意図がある。本発表申込みは国立研究開発法人情報通信研究機構【シーズ創出型プログラム】委託研究(04001)の支援を受けています。
- B5G 後の世界を席巻するであろう大 Giocci のグローバル戦略 [TBD]: 大崎充博 (株式会社シティネット)
概要: 戦略は特にありません。
- 関数型エージェントシミュレータを用いた B5G エッジコンピューティング環境の資源配分手法: 柏崎礼生 (近畿大学)
概要: びよんど 5G の世界ともなると、1 基地局に接続されるデバイスの数もちょっと何言ってるかわからない桁数になり、デバイスの多様性も同様にちょっと何言ってるかわからない広がりを持つことになるのです、びよんどだけに。それはとりもなおさず、デバイスが途方もない要求をすることが有り得るということを意味するわけです、意識だけ高い学生のように。ゆえにその要求に対する処理を外部に委託する需要が発生しますね。概要なのでざっくり割愛しますけれど、それをうまくよしなにする冴えたやり方を考えた、というわけさ。
休憩という名のバッファ (14:00-14:15)
B5G OpenRoamingによるセッションハイジャック (14:15-15:45)
- OpenRoaming の概要: 原田寛之 (札幌学院大学)
概要: 札幌近郊での次世代 Wi-Fi、OpenRoaming について紹介しつつ、札幌学院大学における取り組みも併せて紹介し、今後、札幌学院大学で行いたいこと等について議論を行います。
- 池内グループの取り組み、事業紹介: 福家優 (株式会社池内システムインテグレーション)
概要: IKEUCHI GATE/IKEUCHI LAB を紹介しつつ、IKEUCHI 会員アプリと OpenRoaming 接続機能について説明し、今後のOpenRoamingへの取り組みについて展開します。
- Wi-Fi 環境の構築について: 若林愛果 (株式会社Local24)
概要: Wi-Fi 整備の流れ、Wi-Fi 環境構築に必要なものについて紹介しつつ、現場でのお話を展開させていただきます。
- 認証の世界について: 坂根栄作 (国立情報学研究所)
概要: 認証システムの最先端のお話をざっくりまとめます。
休憩という名のバッファ (15:45-16:00)
逸般セッション (16:00-17:15?)
- 無線 LAN 基地局のクラウド管理に向けたデータフレーム転送に関する一検討: 大森幹之 (鳥取大学)
概要: 無線LAN基地局をクラウド上で管理することが増えつつある.しかし従来のオンプレミス型の無線LANコントローラによる管理とは異なり,クラウド管理の場合データフレームは無線LAN基地局から直接転送される.ダイナミック VLAN などによってユーザに応じたデータフレームのネットワークを実現する場合,無線 LAN 基地局まで存在し得る VLAN を全て延長する必要がある.そのため,VLAN 数が多い環境には対応できない.そこで本発表では VLAN 数が多い環境において,無線LAN基地局をクラウドで管理することを実現するデータフレーム転送方式について検討する.
- 非同期非中央集権型連合学習におけるモデルパラメータ更新戦略の動的な切り替え手法の検討: 小野悠太 (東京大学)
概要: 非同期非中央集権型連合学習では,学習に参加するデバイス性能の多様性を許容し,かつそれぞれのデバイスが異なるモデルパラメータを持つことができる.これまで提案されてきたモデルパラメータの更新戦略には学習・推論対象のデータ分布に対する得手・不得手が存在し,事前の適切な戦略選択が重要であった.一般に推論対象のデータ分布は未知であり最適な戦略を予め選択することは困難なため,本発表では対象データ分布に適した戦略を学習中に動的に選択する手法について検討する.
- IoT エージェントモデルを応用した情報流通基盤の応用について: 中川郁夫 (大阪大学)
概要: IoTエージェントモデルを応用することにより利用者の明示的な同意を前提とするサービス利用モデルを実現する情報流通基盤の応用可能性について検討・議論する。