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第 16 回地域間インタークラウドワークショップ

イベント詳細

日時

2020年09月11日
09時30分 から 18時00分 まで

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日本学術振興会産学協力研究委員会インターネット技術第 163 委員会 (ITRC) 地域間インタークラウド分科会 (RICC) は、第 16 回インタークラウドワークショップを以下の通り開催します。本ワークショップは CloudWeek2020@Hokkaido University (9/10 (木) 〜 11 (金)) の一部として開催されます。

開催概要

  • 日時: 2020 年 9 月 11 日 (金)
  • 会場: オンライン・現地開催 (物理開催: 北海道大学情報基盤センター (予定)) ※ワーケーション推奨
  • 費用: 無料
  • 参加申込み: CloudWeek2020@Hokkaido University 参加申し込み からお申し込みください。
  • 主催: 日本学術振興会産学協力研究委員会インターネット技術第 163 委員会地域間インタークラウド分科会
  • 共催: CloudWeek2020@Hokkaido University
  • 後援: 北海道大学情報基盤センターほか
  • 問合せ先: 地域間インタークラウド分科会事務局 (sec[at-mark]ricc.itrc.net)

プログラム

10:00 ~ 10:10
  • 柏崎 礼生 (NII): RICC introduction/update 2020 1Q-3Q
    発表内容: RICC の活動の紹介と 2020 年 1Q-3Q の様々な取り組みについて紹介します。
    10:10 ~ 11:10
    • [招待講演] 小原泰弘 (NTTコミュニケーションズ): Kamuee ソフトウェアルーターの取り組み
      発表内容: NTT コミュニケーションズでは、先端研究が生み出すアルゴリズムの研究・商用双方での利用の際のプラットフォームとして、DPDK のルータソフトウェアを開発し、Kamuee と名付けた。サーバハードウェアに依り、動的ルーティングプロトコルの利用による数十万経路の保持と、数十 Gbps ~数百 Gbps のパケット転送が可能だ。その設計思想、構造、イベント実績、将来構想などについて述べる。インタロップ 2018, 2019 での取り組みと、雪まつり 2020 の稼働実績を紹介する。
      11:10 ~ 12:40
      • 一般講演セッション
        • 柏崎 礼生 (NII): 持続可能な「スマート・ルーラル」を実現する自律無線メッシュネットワーク網の設計と実装
          発表内容: 昨年の CloudWeek2019 の地域間インタークラウドワークショップで、半ば思いつきで発表した「山岳地域における持続可能性のあるインターネット接続性の試行」について本気で、大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構 (ROIS) 未来投資型プロジェクトの初年度 (Feasibility study 期間) として採択された。本提案で行う実現可能性の調査研究と、2 年目以降の継続が認められた場合の展開について述べる。
        • 菊池豊 (高知工科大学): クラウド指向IoTに向けたデバイス操作の抽象化
          発表内容: 著者らはElixir言語による工業制御システムの実現を目指している。そこで、デバイス制御や操作をいかに抽象化するかの課題が見えてきた。これは個々のIOデバイスをプログラミングするときに、詳細なハードウェア知識が必要であることがクラウドエンジニアのIoT業務への障壁となっているためである。今回はハードウェアの実装からどのようにソフトウェアコンポーネントの抽象化をするか、またそれらを組合せる手法として検討しているPush/Pull型のPub/Subモデルの提案を行う。
        • 北口善明 (東京工業大学/iNoniusプロジェクト): IPv4/IPv6同時計測可能なインターネットスピードテストサイトによるインターネット環境評価
          発表内容: インターネット接続環境のパフォーマンス評価を行うためにスピードテストサイトが用いられる。我々iNoniusプロジェクトでは、1Gbps以上のスループット計測やIPv4とIPv6における比較評価を可能とするスピードテストサイト:iNonius Speed Testサイトを構築・運用し、インターネット利用者向けに接続状態を数値化・可視化して提示している。今回、このスピードテストサイトの取り組みと収集データによる簡単な分析、今後の展開について紹介する。
      12:40 ~ 14:00 休憩
      14:00 ~ 18:00
      • ハンズオン
        • 柏崎 礼生 (NII): 書を捨てよ外に出よう (Raspberry Pi + SINET5 WADCI + Distcloud を持って)
          内容: 携帯通信キャリアが提供する基地局がカバーする領域は、例えば NTT DOCOMO の場合、Sustainability Report 2019 によれば人口カバー率では 3G/4G ともにおよそ 100 % を達成している。しかしながら日本は国土の七割を森林・山岳地帯が占めるため、面積カバー率はそれよりもずっと低い。必然的に ICT の利活用は人口密集地において行われ、人口が密集していない農村、森林、山岳地帯では投資対効果が低いため設備投資が行われがたい。この状況を実際に計測するため、歩いてみることにしよう。Raspberry Pi に 4GPi のような 4G 通信モジュールと GPS モジュールを接続し、SINET5 の広域データ収集基盤実証実験 (WADCI) で提供される SIM を使って 3 つの携帯通信キャリアの電波強度を定期的に計測してみよう。また SINET5 L2VPN (VPLS) で接続された Distcloud の機器に ping を送って伝送品質を計測してみよう。
      18:00 ~ 18:10
      • 柏崎 礼生 (NII): クロージング
        発表内容: 今後の RICC の活動の紹介と、登壇者の皆様への謝辞を。

        情報交換会

        9 月 11 日 (金) 18:30-20:30 場所: TBD