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第 13 回地域間インタークラウドワークショップ

第 13 回地域間インタークラウドワークショップは 2018 年 2 月 20 日に開催されます。今回は沖縄オープンラボラトリとの共催です。

イベント詳細

日時

2018年02月20日
09時00分 から 17時00分 まで

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日本学術振興会産学協力研究委員会インターネット技術第 163 委員会 (ITRC) 地域間インタークラウド分科会 (RICC) では、第 13 回インタークラウドワークショップを以下の通り開催します。本ワークショップは、現在進行中のプロジェクトや研究に関する発表や萌芽的なアイデアについて参加者と議論し、共有することを目的としています。皆様の積極的なお申し込みをお待ちしております。

開催概要

  • 日時: 2018 年 2 月 20 日 (火)
  • 会場: 沖縄産業支援センター (沖縄県那覇市) アクセスマップ
  • 費用: 無料
  • 発表申込: 発表申込みは終了いたしました。
  • 参加申込: Google Form から参加申込みをお願いいたします。Google Form にアクセスできない環境の方は、下記問合わせ先のメールアドレス宛に参加者氏名 (ふりがな)、ご所属、メールアドレス、懇親会への参加予定、ITRC委員かどうかをご記載の上、メールして下さい。
  • 主催: 日本学術振興会産学協力研究委員会インターネット技術第 163 委員会地域間インタークラウド分科会
  • 問合せ先: sec[at-mark]ricc.itrc.net

共催イベントのお知らせ

今回は沖縄オープンラボラトリ (OOL) との共催で、下記の要領で平成 29 年度沖縄オープンラボラトリ活動報告会が開催されます。こちらにも奮ってご参加いただければ幸甚です。

プログラム

9:30 〜 10:00

受付

10:00 〜 10:05 開会の挨拶
10:05 〜 11:00
  • データや環境に応じて処理の組み替え可能なモジュラー型エッジコンピューティング 基盤の開発 / 近堂 徹 (広島大学)
    • 発表内容: 多様化するデータトラフィックに対する処理をモジュール化して広域ネットワーク上に能動的に配置することで,デバイス・エッジノード・クラウドの3層で連動した処理が可能な,モジュラー型エッジコンピューティング基盤を開発する。データ発生源や処理基盤の資源状況に応じてモジュールを柔軟に組み替えることで,データ解析,データ保護,フィードバック制御等のIoTプラットフォームに必要な処理を迅速かつ適切に展開できる。なお、本研究は総務省SCOPE(受付番号162108102)の委託を受けたものである。
  • Secure IoT Agent Platform における秘匿分散解析手法の応用 / 中川 郁夫 (株式会社インテック / 大阪大学)
    • 発表内容: IoTにおけるデバイスセキュリティを向上させるための Secure IoT Agent Platform アーキテクチャにおいて、クラウド上で扱うデータを秘匿・暗号化するために、秘匿分散統計解析手法を応用する手法について考察する。
  • Dissipative Infrastructure, Design and Implementation / 柏崎 礼生 (大阪大学)
    • 発表内容: ネットワークの状態を把握する指標として可用帯域、遅延時間、伝送損失率などが挙げられる。これらは定量的に把握される一方で可用性は定性的にのみ議論されることがある。耐障害性・耐災害性を検証・評価・省察するプラットフォーム「DESTCloud」を拡張し、インフラストラクチャにおける動的平衡を実現する設計と実装について紹介する。
11:00 〜 11:10 休憩
11:10 〜 12:10
  • [招待講演] ハイブリッドクラウドの実現と、ネットワークサービスのディスアグリゲーション / 兵頭弘一 (アリスタネットワークスジャパン技術本部長)
    • 発表内容: 業態やアプリケーションを問わずクラウドの活用が広がっている中、従来のデータセンターネットワークとクラウド上に展開されたネットワークを以下に一元的に管理するかが、大きな課題となってきています。本発表では、アリスタが考えるハイブリッドクラウドのあるべき姿を紹介します。また昨今注目されている、ネットワークサービスのディスアグリゲーションについての現在のトレンドも紹介します。
12:10 〜 13:40 お昼休み
13:40 〜 14:40
  • BGP を使用した SDN Project Calico 技術調査の取り組み / 安座間 勇二 (一般社団法人沖縄オープンラボラトリ/NECソリューションイノベータ株式会社), 野口 礼生 (一般社団法人沖縄オープンラボラトリ/コムシス情報システム株式会社)
    • 発表内容: 近年のデータセンターネットワークではオーバーレイ技術を使用するSDNが主流となっているが、運用面の複雑化やL2ネットワークのスケーラビリティの限界といった課題を持っている。Project Calicoはこれらの課題に対してオーバーレイ技術ではなくBGPによるL3ネットワークを提供するアプローチをとっている。本研究では従来のSDNとは特性が異なるProject Calicoについて、アーキテクチャやユースケースを明確にするため調査を行った。本講演では本研究によって見えてきたCalicoの特徴やユースケースについて紹介する。
  • ネットワークテスト自動化システムの多拠点展開 / 田島 照久 (新日鉄住金ソリューションズ株式会社), 村木 暢哉 (TIS株式会社)
    • 発表内容: 柔軟なサービス提供には迅速なネットワークの設定変更が必要だが、物理的なリソースを扱うネットワークのテストは大量のテストパターンや手作業の介在などのため多くの時間が費やされていた。我々の開発したシステムでは多拠点にまたがる通信テストや、物理トポロジ変更などの障害試験を自動化し、時間短縮だけでなく品質面でも運用業務を改善した。本発表ではSIにおけるネットワークテストの課題とテスト自動化システムの実適用事例を紹介する。
  • SDN を用いた分散協調型アーキテクチャによるネットワーク制御技術の検討 / 當山達也 (一般社団法人沖縄オープンラボラトリ/株式会社オキット)
    • 発表内容: SDN を用いた広域網へのユースケースとして、オーバレイ型の仮想ネットワークを簡易に構築可能なSD-WAN が注目されている。本研究では、OpenFlow を用いて、VXLAN トンネルを用いた仮想ネットワークの制御ならびに、OAM 機能によるアンダーレイネットワークの測定、自動パス切替機能を、オープンソースソフトウェアによって実現した。本講演では、オープンソースソフトウェアを用いて構築する“Open SD-WAN”を紹介し、SINET5 を用いた実証実験の途中結果について報告する。
14:40 〜 14:50 休憩
14:50 〜 15:50
  • [招待講演] デジタルビジネスの成功に貢献するサービス設計・運用 / 田中 映子 (日本電気株式会社)
    • 発表内容: デジタルビジネス、デジタルトランスフォーメーションの潮流の中で「サービス」視点の重要性が増している。本講演ではIT部門の役割変化に触れつつ、NECのクラウド基盤サービスの運営経験を踏まえ、安定したサービス提供と新たなサービス創出を両輪として運営するためのポイント、サービス事例について紹介する。
15:50 〜 16:00 閉会の挨拶