RIXX-PIoT workshop 2026
産学協力研究コンソーシアム インターネット技術研究会 (シン・ITRC) 地域間相互ほにゃらら分科会 (RIXX) は、同研究会 Plugfest for IoT 分科会 (PIoT) と合同でワークショップを開催します。本ワークショップは実践的なハンズオンや萌芽的なアイデアに関する議論を通して、知見を共有することを目的としています。皆様の積極的なお申し込みをお待ちしております。
開催概要
日時
2026 年 3 月 2 日 (月) 〜 3 月 3 日 (火)
会場
- SAKURA innobase Okinawa (沖縄県那覇市)
- インターネットでの配信も提供します (一部現地限定の可能性あり) 。
費用
無料 (ただし情報交換会および見学会への移動費は有料です) 。
発表申込み
発表申込みは終了しました。
参加申込み
RIXX-PIoT workshop 2026 参加申込みフォームからお申し込みください。Google Forms へのアクセスができない方は、
- お名前 (ふりがな)
- ご所属
- 有識者会議への参加予定
- DF調査研究への参加予定
- 参加形態 (現地参加・オンライン)
を記載して sec [at] ricc.itrc.net までメールください。
プログラム
Day 1 (3/2)
Session 1: 基調講演 (10:00-11:00)
- さくらインターネット 国産クラウドのご紹介 (AIプラットフォーム、最近のアップデートまとめ): 大崎充博 (さくらインターネット株式会社)
研究案件で使っていただくものとしての、さくらのAIプラットフォーム等AI関連を中心とした紹介+当社クラウドの紹介(ガバメント領域・最近のアップデート中心)について発表します。
Session 2: おやつスポンサー紹介 (11:00-11:30)
- アライドテレシス株式会社さま
ネットワーク専業メーカーの豊富なノウハウを活かし、教育現場に必要な次世代ネットワーク環境の実現に向けたソリューションをご紹介致します。400Gイーサネットに対応したレイヤー3スイッチによる大容量通信の実現や、無線LAN(Wi-Fi7)の高速化、安全性と利便性を両立したネットワーク統合など、教育現場のデジタル化を支援します。
- FXC株式会社さま
FXCの展示製品は、世界最小クラスの100GBASE-R対応のメディアコンバータ、小型FAN搭載により単体設置可能かつ、ラックマウントシャーシに搭載することで、1Gや10Gのメディアコンバータと100Gの混載が可能となり、柔軟なネットワーク構築が実現できます。その他展示製品として、「ゆいれーる」に採用されたSWなど幅広い商品をご用意しております。
- 株式会社ネクステックさま
当社プロダクト、サービス、ソリューションの紹介
- フォーティネットジャパン合同会社さま
フォーティネット合流して再出発いたしました。旧アラクサラ製品のサポート等も継続してまいりますが、今後の対応形態や新製品についてもご紹介いたします。
Lunch break (11:30-13:00)
Session 3: 教育 (13:00-14:00)
- 演習と講義のバランスを考慮した情報通信ネットワーク分野授業の一考察: 三島和宏(大阪教育大学), 神屋郁子(福岡女子大学)
情報通信ネットワーク分野の授業は専門分野の専攻ではごく一般的に開講・展開されている。しかしながら、非専門の学生に対しての講義ではなるべく興味を抱かせる内容を展開することでよりその講義と当該分野の間口を広げることにもつながる。本発表では、非専門学生が主対象となる情報通信分野の授業のあり方、教職課程の教科専門科目である授業での演習と講義のバランスを考慮した授業設計について検討した内容について報告する。
- ばね研の設計と実装: 柏崎礼生 (近畿大学)
2022年に近畿大学に着任した時に1年生として入学した学生が、今年卒業論文を執筆して旅立っていきます。ということで近畿大学情報学部サイバネティクス研究室 (略称: ばね研) の設計と実装について総括しようと思います。
Coffee break (14:00-14:30)
Session 4: Elixir とか(14:30-16:30)
- シンGiocci:資源透過型プラットフォームの新たな設計と実装: 高瀬英希, 細合晋太郎 (東京大学), 西内一馬, 菊池豊 (高知工科大学), 松嶋聡 (ソフトバンク)
RIXX-PIoTコミュニティにはお馴染み(のはず)の資源透過型プラットフォームGiocciについて,これまでの研究開発成果で蓄積された知見を基にして新たな設計と実装を行った.本発表では,これまでの経緯と今回の設計方針を整理したのち,新バージョンの実装が提供する機能について解説したい.利便性も大きく向上しており,皆さまがすぐに使いたくなるような「論よりRUN」も実施するつもりである.
- Elixir における GenServer のプロセスマイグレーション: 菊池豊, 西内一馬 (高知工科大学), 高瀬英希, 細合晋太郎 (東京大学), 松嶋聡 (ソフトバンク)
Elixir/Erlang は並行処理にアクターモデルを用いており、軽量プロセスが互いにメッセージを交換しながら並行動作を行う。プロセスは仮想マシン(VM)上で実行されており、一つのVM上のプロセスを他のVMにマイグレーションすることは難しくない。しかしながらTCP上に実装されているメッセージングはマイグレーションできない。今回は通信にPub/Subのプロトコル・スイートであるZenohを用いることで、どのようにマイグレーションを可能にしていくかを議論する。
- 地域分散MEC環境における協調的なオフローディング決定問題の検討: 小澤秀真,中村宏,高瀬英希(東京大学)
5Gの普及に伴って地域分散されたMECの活用が注目される中,タスクオフローディング決定問題の定式化の一つとして混合整数非線形計画問題(MINLP)があるが,最適化に大きな計算量が必要となることが課題となっている.本発表では,最適化問題をエリアごとに分割して協調的に求解することで,その計算量を小さく解決する手法を提案する.提案手法を用いることで,解の精度を維持しつつ計算コストを削減できることを明らかにする.
- 広域分散したデータセンターにおけるワークロードシフトを想定した超個体データセンターシステムの検討状況: 菊地俊介(さくらインターネット)
さくらインターネット研究所では、データセンターが発電好適地に分散している想定のもと、各データセンターのワークロードを必要に応じて移動させ、電力消費量や通信コスト等を自律分散的に最適化させる超個体データセンターシステム構想を掲げ、検討を進めている。本発表では、今般想定されるワークロードであるAI(LLM)の推論プロセスを対象として、複数のGPUサーバ環境間でワークロードを動的に移動させる試作システムについてその概要を示すとともに、広域分散でのワークロードシフトの実現に向けた課題等について議論する。
Coffee break (16:30-17:00)
Day 1 closing
懇親会のご案内などします。
Day 2 (3/3)
Session 5: 衛星・DC (10:00-11:00)
- 衛星コンステレーションサービスのデータ収集基盤の開発と実装: 小川康一(広島大学)
本研究では,Starlinkに代表される衛星コンステレーションサービスを対象とし,通信品質や動作状態を継続的に把握するためのデータ収集基盤を開発・実装した。Raspberry Pi等の小型デバイスを用いて,スループット,遅延,パケット損失,端末状態などを収集・蓄積し,可視化・分析を可能とする。本発表では本基盤の設計と実装、今後の展開について述べる。
- TCP REO: 低軌道衛星向けTCP輻輳制御の検討: 大森 幹之 (鳥取大学)
低軌道衛星通信では衛星の切り替えによるハンドオーバが頻繁に発生し,TCPの性能が劣化する.この劣化を解決するために,ハンドオーバを考慮したTCPの輻輳制御方式であるTCP REOを提案する.TCP REOではクライアントもしくは中継ノード主導で低軌道衛星配下であることやハンドオーバのタイミングを検知することを目指している.本発表では,サーバ主導型のTCP LEOの研究開発で得られた知見と共に,より柔軟なTCP REOについて報告する.
Coffee break (11:00-11:30)
Session 6: セキュリティ (11:30-13:00)
- BGPテストベッド構築に向けたコアネットワーク運用技術の検証と課題の整理: 小林柊斗 (京都産業大学),秋山豊和(京都産業大学),小林和真(京都産業大学)
インターネットはBGPによりAS間で経路制御を行うが、誤設定が広域障害に波及し得るため、本番に近い条件で安全に検証できる環境が求められる。そこで本研究では、実在上流ASと接続されたサイバー関西プロジェクト(CKP)のAS4718を基盤に、大学研究室等が参加してeBGPの運用・検証を行えるBGPテストベッドの構築を目的とする。先行事例として京都産業大学の研究室ネットワークを接続し、構築・運用における技術的課題と運用上の論点を整理した。
- NIST 標準文書に基づく Zero Trust サービスの比較とオープンソース製品への対応付け: 中谷翔(京都産業大学),秋山豊和(京都産業大学),小林和真(京都産業大学)
ゼロトラスト製品はベンダーごとに実装アプローチが多岐に渡るため選定が難しい.多くのゼロトラスト製品は有償にて提供されており,導入前の検証や内部実装の学習を手軽に行うことが困難である.そこで,本発表ではOSSを用いてゼロトラストに求められる標準的な機能の実現可否の検証を目指す.また商用製品との機能比較を行い,不足する機能に対して提供可能なOSS製品の候補やそこで生じる課題の解決のアプローチを示した.
- 業務の継続と被害の防止を両立させるインシデント対応を支援するネットワーク制御システムの設計の検討: 小谷 大祐 (京都大学)
セキュリティインシデント発生(または発生の可能性が高い)時は、侵害された(または侵害される可能性が高い)端末を単体で隔離する端末を単体で隔離することが一般的である。一方で、単体で隔離するとその端末に依存している他のシステムが機能しなくなり、業務の停止につながりかねないことから、本来は業務の継続と被害の拡大の防止を両立させることができる対処が望ましい。本発表では、そのような対処の実現を目指すネットワーク制御システムの設計の検討について述べる。
Day 2 closing
さくらインターネットさまからのエスプリに飛んだクロージングトークが炸裂。
